本日の池上ニュースで話題に上がりましたが、
日本の新幹線が台湾で走っていというのは、よく知られていると思います。
台湾においても、受注にこぎつけるまでには、苦労したのですね。
ほとんど、フランス・ドイツ式に決まりかけていて、線路やシステムもその方向で作っていたということです。
でも、決め手となったのが、台湾地震です。
地震でも、死者をひとりもだしていない早期地震警報システムが搭載された日本の新幹線が最終的に選ばれたのですね。
そして、タイにおいて、日本の新幹線が導入されるかもしれないニュースがあります。
こんどは、中国が競争相手ということです。
中国は、経済面から、車両代金など一部をコメや天然ゴムなどタイ産品との“物々交換”で決済ということをいいだして、有利にもちこもうとしています。
タイのインラック首相は、新幹線で野菜も早く運べますと農業中心の政策をしているようなので、この中国の提案は魅力的なのでしょうね。
でも、中国の新幹線の技術は、日本の技術で、その技術を中国国内以外に使うことは、違反になるおそれがあるということもあり、少し懸念があります。
日本の技術は、安全性をみても、現在世界一の高速鉄道の技術ですので、今まで事故で死者をひとりもだしていない新幹線は、タイにおいても歓迎されるのですが、やはり経済面、そして、日本の企業の複雑さなどがあり、日本も苦労しそうです。